ポケットイングリッシュVol.4 楽しく英会話!Week 6

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先週に続き、'spring' が含まれた表現を紹介します。

This one is slightly less positive - No spring chicken - and this means that someone is no longer a young person.

少し前向きではない表現ですが、「もう若くないよ。」という意味で使われます。

"Why did you try to do that? You know you're no spring chicken!"
(なぜそうしなかったの? わかるだろう、もう若くないよ!)

"Even though you're no spring chicken you can still run pretty fast!"
(あなたは若くないが、まだかなりはやく走ることができる。)

2020年は、4年に一度の大統領選挙の年。
11月の選挙に向けて、エネルギッシュな姿を見せる二人。かなりのお年なのに、すごいなぁ、と感心する時に、イディオムの"no spring chicken"を使われています。

Both presidential candidates are no spring chickens, but they are full of energy.
大統領候補者は、どちらももう若くはないが、エネルギーにあふれている。

"no spring chicken"の語源
" spring chicken " とは、文字通り、春に生まれた若鶏。

1700年代の初め頃、春生まれの若鶏は、肉が柔らかくておいしいので、マーケットで高い値段で売られていました。そこで、養鶏業者は、冬に生まれた "old chicken" を春生まれの " spring chicken " だと偽って高く売ろうとしたのです。冬生まれの肉が固くなった鶏なのに、春に生まれた若鶏だとだまされて、高い値段で買った人たちは、「これは春生まれの若鶏じゃない。もう若くないじゃないか!」、つまり"no spring chicken"だと言って文句をつけたということです。

そこから、もう若くない、かなりの年齢になっていることを"no spring chicken"というようになりました。一方で、年をとっていることから、経験豊富な、というポジティブな意味でも使われます。

"no spring chicken"には、肯定的に使う場合と、否定的に使う場合があります。

今回は、"no spring chicken"というイディオムについて解説でした。

過去のポケットイングリッシュVol.1Vol.2Vol.3を下記に掲載しております。ぜひ、ご覧ください。

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