Where's the beef?
「牛肉はどこ?」
ではないです・・・
【動物編】
実は、beefには、「不平」「不満」の意味があります。アメリカのWendy's というハンバーガチェーンのCMで初老の女性が三人出てきて、Where's the beef? を繰り返すものがあります。大きなバンズに不釣り合いな小さなパテ(牛肉)を指して、肝心な部分が小さすぎると不満を漏らしています。そこから、「本質・真意は何?」という意味となります。
A: Did you hear his speech?
B: Yes, that was a very long speech, but where was the beef?
A:「彼のスピーチ聞いた?」
B:「うん聞いたよ。とても長かったけど、真意はなんだったんだろうね。」
同じ意味を動詞で使うと、
Tom is always beefing about his working conditions.
「トムはいつも労働条件の不満を言っている。」
beef aboutは「不平不満を言う」の意味となります。
では、
He is too skinny. He needs some more beef on his bones.
「彼はやせすぎているよ。もっと筋肉をつけた方がいいよ。」
ここでは、beefは「筋肉」の意味となります。筋骨隆々とした牛を想像して。
The company decided to beef up its IT section to keep up with its new Asian rivals.
「その企業はアジアの競合企業に追い付こうとIT部門を強化することを決定した。」
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