私たちが普段よく言う電気の「コンセント」。一見英語ですが、実は全然違うんです。
アメリカ英語では(power または electrical)outlet、イギリス英語では(power または electrical)socket と呼ばれます。
ではなぜ日本で「コンセント」と呼ばれるようになったのでしょうか?
1920年代にヨーロッパのソケット(コンセント)は、中央に1本のポールとセンターを囲む2本のワイヤーで出来ていました。この形状を同心円、英語ではコンセントリックと言います。
このソケットが日本に輸入されたとき、同心円プラグまたはコンセントリックプラグと呼ばれ、それを略してコンセントという名前が生まれました。
今のコンセントの形はコンセントリックではありません。言葉だけが残っています。面白いですよね!
「コンセント/consent」という単語は、実際には「何かをすることに同意する」という全く別の意味を表しますので要注意です。
⇒ポケットイングリッシュ、次回は9月9日(月)。お楽しみに!

