takeという動詞には様々な意味と使い方があります。今週は、そんなtakeを使ったいろんな表現をご紹介。
take away は取り去るという意味です。つまり人の呼吸を取り去る、息もつけないくらい感動させるという感じでしょうか。
こんな風に使います。
"The view of the Rocky Mountains was so beautiful that it took my breath away."
「ロッキーマウンテンの景色はとても美しくて思わず息を呑んだ。」
hintは暗示、ほのめかし。「暗示を受け取る」つまり「それとなく理解する、ピンとくる」という意味になります。
例えば友達の家にお邪魔して、
"A: It's getting late..."
「そろそろ遅くなることだし...」
"B: Ok...I can take a hint. I'll go home now."
「だよね、分かったよ。もう帰るね。」
文字通り「車の後部座席に乗る」という意味ですが、後部座席=目立たない位置、ぱっとしない立場という意味で、二番手に甘んじるというニュアンスでも使います。助手席は遠慮して人に譲りますものね。
例えば、
"I was happy to take a back seat and give someone else the opportunity to manage the project."
「私は喜んで引っ込み、他の人にそのプロジェクトを仕切る機会を譲った。」
ご存知のように、薬を「飲む」はtakeを使います。薬は往々にして苦いもので、medicineをここでは自業自得の罰のような意味で使っています。
"Though he didn't agree with the two-game suspension, he took his medicine and didn't complain about it to the media."
「2試合出場停止の処分は不本意ではあったが、彼は潔く罰を受け、メディアに対しても不満を口にはしなかった。」
⇒ポケットイングリッシュ、次回は7月22日(月)。どうぞお楽しみに!